紹介記事を書いて頂きました

「王様の箱庭」さんのところでfacekit.netの紹介記事を書いて頂きました。

2007-03-21

あの貧弱なWebページ&発表内容でよくぞここまで、と言う感じの詳しい&正しい理解に基づく記事なのでもはや何も言うことはない(公式ページでも紹介したい)のですが、書いていただいたお礼にいくつかフォローアップを書いておきます。

検出アルゴリズムって何つかってるんだろ?HarrLike?

http://d.hatena.ne.jp/masayashi/20070321

アルゴリズムは、ご推察のとおりHaar like feature + cascade classifierを使っています。OpenCVでおなじみの手法ですが、ただの移植では芸が無いので、顔の左右の向きの検出範囲を拡大できるように少しひねったアルゴリズムを実装してあります。

顔の上下も判定できるようにして、ハンズフリーブラウジングとか夢が広がりんぐ!(認識率等の面からちょっと現実的ではないけれど)。

http://d.hatena.ne.jp/masayashi/20070321

うーん。認識率をもっと向上させてそこまでやりたいです。

研究ベースのシステムでは、松本吉央先生のハンズフリーマウス
http://robotics.naist.jp/~yoshio/research/handsfree_mouse/index.html
というのがあって、かなりあこがれています。

ただFaceKitのようなサービスの場合、インストール作業や明示的なEXEファイル実行なしに、ブラウザ一つで完結していることが非常に大きなメリットであるように思います。ブラウザ駆動ならOSも選びませんし。そのあたりが、個人的にはすごく嬉しい。
お遊びとして楽しむのならば、ページにアクセスするだけで動いてしまう手軽さっていうのは何にも変えられないように感じています。

http://d.hatena.ne.jp/masayashi/20070322

ここまで理解して使ってもらえるのはとてもうれしいです。本格的な画像処理に入門する前のおもちゃとして、コストゼロ(Webカメラ代のみ)でいじってもらおうというコンセプトで作っています。

また、このようなソフトウェア配布の形にすることで、ソフトウェアをリリース後も逐次アップデートできる(利用者はサーバデータをアップデートした瞬間から新しいアルゴリズムを利用できる)という利点もあります。
今後もアルゴリズムの改良に励む予定ですので、悪い結果が出た場合はマウスオーバーすると出るフィードバックボタンをぽちぽち押してお知らせください。